視力低下
視力低下
網膜に起こるトラブル。予備軍1870万人と言われる「加齢黄斑変性」のメカニズム。
視力低下は社会的失明
完全な失明ではありませんが、普通の生活が困難になってしまうほどの
著しい視力低下を「社会的失明」と呼びます。
具体的には、眼鏡などを使っても(矯正視力)、視力が0.1以下で、
歩行が困難である。真ん中の視野が失われる。などが該当します。
視力は徐々に悪くなるとは限りません。
自分の視力を知るのは運転免許の更新のときくらいの人は多いのではないでしょうか。
一般には、視力は徐々に落ちるものというイメージがありますが、
それは大きな間違いです。
ある年齢が過ぎたとたん、わずか1か月の間で、視力が著しく低下することがあります。
では視力低下の原因はどこにあるのでしょうか?
目の構造は、大きく分けて3段階あります。
•水晶体:レンズの役割
•網膜:水晶体から取り込んだ対象物を映すスクリーン
•視神経:スクリーンの情報を脳に伝える
視力が低下する原因として多く考えられるのが、白内障と緑内障です。
•白内障:水晶体が白濁して、視力が低下する
•緑内障:視神経にトラブルが起き、視野が欠ける
白内障でも、緑内障でもない場合、
視力低下の原因は「網膜」にあると考えられます。
視力低下検査
網膜の中央に小さな黄色いシミ「黄斑(おうはん)」があります。
直径わずか1.5ミリの「黄斑」は視力を司る部分で目の急所でもあります。
視力に関わらず、黄斑は存在します。
人間がものを見るとき視力通りに見えるのは、黄斑に映っている、ごく狭い範囲で
それ以外の部分は、大まかにしか見えていません。
よって、視力検査とは、網膜上では黄斑の働きだけを診る検査に過ぎず、
もしも黄斑以外の網膜で異常が起きていても、視力検査では発見しずらいのです。
これが視力検査の落とし穴です。
黄斑に異常は無くても、周りの網膜の毛細血管が大きく傷ついて出血を起こし、
目の中を濁らせたため視力が著しく低下することがあります。
放っておくと、やがて大出血が起き、完全に見えなくなる可能性が高まります。
網膜の毛細血管が傷んでいく過程では、自覚症状はほとんどありません。
自分の目の異常に気がつかない事が多いです。
網膜を傷つけた原因は糖尿病の合併症のひとつ糖尿病網膜症を発症させた事が
考えられます。
視力低下回復
糖尿病網膜症はレーザー光凝固と呼ばれる治療法が有効です。
まだ生きている網膜の細胞(黄斑以外の部分)を焼いてしまうことです。
糖尿病を患うと、網膜に無数にある毛細血管が詰まってしまう箇所が出てきます。
すると、網膜の細胞の中に、酸欠状態に陥るものが出てきます。
このときに作られるのが新生血管です。
新生血管は、詰まってしまった血管の代わりに、細胞に酸素を届けようとしますが、血液を漏らしやすく切れやすいのが特徴です。
新生血管がたくさんできると出血の範囲がだんだん広がってしまい、
大出血につながるのです。
新生血管ができる原因は、網膜に起こる酸素不足です。
血管の詰まりを解消し、再び網膜に酸素を送り込めたら解決しますが
それは不可能なので酸素不足に陥った細胞自体をレーザーで焼き、
必要な酸素の絶対量を減らし、新生血管を作らせないよう網膜の細胞の
数をあえて減らします。
視力低下の視野
どういうわけか視野の真ん中だけが欠けてしまう、
見ようとする部分だけが見えないという不思議な症状。
この病気は、加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)と呼ばれるものです。
見たい部分に限って見えないため、非常にストレスがたまります。
•歩くのが怖い。
•バスに表示されている行き先が見えない。
•人の顔が見えない。
正常なら、くぼんでいるはずの黄斑の真ん中が、
ある原因で盛り上がってしまうために起こる病気だそうです。
この病はいま急増中で、眼科の専門医の間でも最重要疾患と位置づけられているそうです。
■加齢黄斑変性の見分け方
加齢黄斑変性は、片目ずつ進行することが多いようです。
しかし、片目に多少の異常が出ていても、もう片方の目が補うために
正常どおり見えてしまうことから、発見が遅れることが少なくありません。
そこでお勧めなのが、アムスラーチャートを眺めてチェックするという方法です。
画像を、片目を隠しつつ、真ん中の点をじっと見てください。
片目あたり10秒ずつ見るのが目安です。
真ん中付近が、ゆがむ、欠ける、ぼやける、などの見え方をした場合は、
一度眼科医に相談することをおすすめします。

視力の回復
原因は、黄斑の下にできる新生血管です。
黄斑の下に新生血管ができて、この新生血管と漏れた血液が黄斑を
押し上げるために、黄斑の形が変形してしまうのです。
加齢黄斑変性を治療する最新の画期的な方法は「光線力学療法」です。
黄斑には、ものを見るための細胞が特に集中していますが、
これらの細胞が死んでしまうと失明につながってしまうため、
ごくごく弱いレーザーしか当てることができません。
そこで黄斑にレーザー光線を当てる前に、点滴で薬を投与し
新生血管だけに結びつく薬を前もって投与しておき、ごく弱いレーザーであっても、新生血管だけをつぶすことができるようにしたものです。
「糖尿病網膜症のレーザー治療」と「加齢黄斑変性のレーザー治療」の違いは
糖尿病の「レーザー光凝固」は、出血を起こしている付近の網膜の細胞を焼くのが目的です。
従って、比較的強いレーザーが必要となります。
一方、加齢黄斑変性の「光線力学療法」は、黄斑の視細胞を生かしつつ新生血管だけ
を潰すのが目的です。
従って、ごく弱いレーザーしか使えず、そのためにレーザーの効果を最大限に
高める薬の投与が不可欠となります。
なお、両者とも健康保険が使えます。
日本での疫学調査の結果、加齢黄斑変性の危険因子になるのは
50歳以上、喫煙者に多いそうです。
喫煙によって発生する活性酸素が新生血管を作る要因であることが、
最近の研究で分かってきています。
※疑われている危険因子はほかにもあります。
商品名やキーワードを入力して検索ボタンを“ポチッ”と押してみてください。
2000万点を超える商品群から、ほしい商品がきっと見つかります。

